漢方薬のセミナーに行ってきました。
丁度、台風が来るとか来ないとか言ってる時に、行ってきました。
あれは、二週間前位の出来事ですかね。
ブログに書こう、書こうと思って、現在に至っています。(苦笑)
私、1年位前からクリニックの漢方科に通って、漢方薬を処方してもらっています。
会社近くに、漢方科のある病院があるので、月1回のペースでお昼時間に診療してもらっています。
たまたま、その病院に行ったときに、漢方薬セミナー(基本編)の開催内容のポスターが貼ってあり・・・
漢方薬を飲んでる割に漢方薬のことを何にも知らないので、行ってみることにしました。
さて、漢方セミナー
説明してくれた先生は、私のかかりつけの先生ではなく、そこのセンター長さん。
とは言っても、見た目年齢は若く、多分、私と同じ位の年齢か年下と推察。
冒頭のスライドは、先生が山登りをした写真。
なんの関係があるかと思えば、学生時代に、現地人でも高山病にかかってしまうようなヒマラヤ山脈に漢方薬をリュックサックいっぱいに持って行って、処方してみたのだとか。
漢方薬の効能のすごさを感じたとのこと。
他にも、民間薬(メグスリノキとか熊の○○とか)の写真を見せてくれて、漢方薬との違いを教えていただきました。
そのお話しをしている時の先生の顔が嬉しそうで、好きを仕事にしている感じが、ビシビシと伝わってきました。
この人、本当に漢方薬オタクだな~(良い意味で・・・)
漢方セミナーのポイント
先生が、漢方薬セミナーの終わりに、
「いろいろお話ししましたけど、
・陰陽虚実
・漢方薬にも副作用がある
の2点を覚えて帰ってもらえれば・・・」
と言っていたので、ポイントはそこかと・・・
漢方薬って体に優しいイメージがあるけど、やっぱり「薬は薬」で副作用はあるのだそう。
「薬剤性間質性肺炎」「偽アルドステロン症」「薬剤性肝障害」とか言ってましたけど、私の頭では理解不能・・・(?_?) (?_?) (?_?)
漢方薬は、街の薬局でも手に入るものがあるけど、やっぱり、お医者さまや薬剤師さんにキチンと相談して、管理してもらえば良いワケですよね。
あと、漢方って中医学の世界で、陰陽五行説を元に処方されていると思っていたんですね。
こちらの病院では、日本漢方で「陰陽虚実」の考え方を元に処方をしてるんだそう。
そもそも、私的には「日本の漢方ってあったんだぁ(゚Ω゚;)」のレベルで、完全に中国発信なのだと思っていたんですね。
もちろん、先生は中医学の漢方も勉強していると言っていましたけど、日本漢方が主流の病院でした。
陰陽虚実とは・・・
例えば、風邪を引いたとします。
熱が出ました。
これは、風邪の菌(邪気)と身体の自然治癒力(正気)が戦っている現象なんですね。
陰陽は、体の修復反応の性質の違い
虚実は、邪気と正気の戦いが激しいか、静かか
なんだそうです。
西洋医学では、出た症状に対しての処方(例えば、熱を下げる為の解熱剤など)をするのですが、漢方では、陰陽虚実の位置づけによって、身体が邪気と戦えるようにフォローするのだそうです。
先生曰く、身体がどうやって病と戦おうとしているのか、治そうとしているのか を常に考えています・・・とのこと。
邪気を払うために、身体が戦っているのだと思うと、自分の身体が愛おしく感じますね。
「陰陽虚実」で、薬が決まっていることを知ることができて、セミナーに参加した意義はあるでしょう。
しかしながら、「陰陽虚実」と言っても、自分がそれのどこに所属しているのかの判断が出来るわけがないので、結局、お医者さまにキチンと相談するのが一番ということですね。(笑)
とにかく、継続してみよう
あと、質問コーナーで、漢方の飲み方の質問が多かったですね。
私の勝手な解釈ですが、先生の回答は、細かなルール(食前に飲むとか、溶かして飲むとか・・・)に囚われて、漢方薬を飲まなくなるのであれば、細かいルールは気にせず、飲み続けることが大切っぽいニュアンスでした。
もちろん、溶かして飲む方が吸収率が良いのでしょうが、会社では中々そんなことしてられませんしね。
とにかく、どんな形でも継続していけば良いのかなと・・・(←先生、勝手な解釈すぎますか???)