Only お湯 Diary

湯う(言う)だけ…とあるアラフィフおひとりさまの徒然日記。

煩悩のはなし

こんにちは、ミヤコです。

前提として、私は特に宗教に信心している訳ではありません。

家は、一応神道らしく、祖父・祖母のお葬式は神式でした。

とはいえ、クリスマスは楽しむし、
アクセサリーでクロスのネックレスをしたりします。

観光地に行けば、寺や神社、区別なく参拝し、
ごく一般的なファジーな日本人です。

そんな私が、
この間、休みの日に録画していた「ぶっちゃけ寺」という番組を観ました。

いろんな宗派のお坊さんが、一堂に会して、
日常生活の話をしたり、
比叡山を案内してくれたり・・・

お坊さんが身近に感じられる番組でした。

無駄のない、精錬された生活・・・

出来るかどうかは置いておいて、
素敵だなと思ってしまう。

お坊さんに興味を持ったところで、
ブックオフで「しない生活」というお坊さんが書いた本が目に入り
108円という激安ぶりに ついつい買ってしまいました。

 本書は「心を保つお稽古」という題で新聞に連載してきたエッセイを、一冊にまとめたものです。

「心を保つお稽古」と題をつけてみた、ということは、心は放っておくと乱れるものだということでもあります。

(省略)

 そう、心は、ほんのちょっとしたきっかけさえあれば、怒ったり後悔したり、不安になったり迷ったり、ねたんだり、自慢して偉そうになったり、自分から進んで乱れていこうとしてしまいます。いやはや。

 これらの乱れた心理状態を仏道では煩悩と名付けられておりますが・・・

(つづく)

幻冬舎新書小池龍之介著書「しない生活」より抜粋


 前から、うっすら思っていたんだけど、いかに自分が「煩悩」とやらに 振り回されていることか・・・

 前に書いた愚痴も、相手を どうこうしようとするから、煩悩が大きく膨れ上がる。

 幸い、最近、期末の繁忙期に入り、あまりの忙しさに、周りの事なんて構っていられない。

 帰りも憔悴しきって、生きた屍・・・

 煩悩が発生する暇がなく、心は割と穏やか。(笑)

 そうとはいえ、「○○さんが仕事しない」だの「私を嫌っている」「私の仕事を手伝ってくれない」「私ばっかり」などの雑音が入ってくると、多少、心は疲弊するのだけど。

 そんな事を言ってくる輩を 見下している自分に また気づく。

 煩悩に囚われないっていう事は、難しい。

 煩悩に囚われないって、きっと心が楽になるのだろう・・・と思うのだけど、
それでも煩悩に囚われてしまう人間が、愛おしい気がするのよ。

 苦しんで苦しんで、もがいて もがいて・・・

だからこそ、人なんだもの。

そんな風に思った次第。

しない生活 煩悩を静める108のお稽古 (幻冬舎新書)

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